3人が本棚に入れています
本棚に追加
/105ページ
授業後、静寂と共に学校の中を歩いていた。
「あそこが食堂。安いしうまいから使うといいぞ。」
薄情なことに、準と虎鉄は帰りやがった。心底ひどいと思う。
「上行けば体育館な。2階にあるから間違えんなよ。」
こいつは聞いているんだろうか。ずっとニコニコと笑っているだけだ。
「……織地君は」
やっと静寂が口を開いたかと思ったら、名前を呼ばれた。聞いてなかったとかなら殴ってやろうと思っていた。
「魔法を信じていますか?」
.
最初のコメントを投稿しよう!