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「知らん。なんだホーリアーとクランカーって。」
猫は地面に降りると、しっぽをピンと立てて話し始めた。
「傷が治せるのか、それとも姿を変えれるのか。」
「どっちも行けるが。」
静寂は驚いているようだった。猫の姿だからよくわからんがな。
「まさか…トゥワイス…?」
「さらに言うとだな、テレポートも心を読むこともスプーン曲げもできる。」
静寂は明らかに驚いた。背中の毛が逆立っていた。
「そんな…まさか…冗談だろ?」
「本当だよ。」
静寂は、小さい声で何かを呟いてから俺の顔を見た。つぶらな瞳の中に決意に似た何かを見た。
「多分、織地君は…ファナティックだよ。」
ファナティックとか言われても理解できない。なんか強そうくらいしかわからない。
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