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「な…死んだ…?」
「はい。あれはそういうプログラミングでしたから。」
聞き返す前に、静寂は指を立てた。
「俺はプログラミングされた一つのことを遵守し、それが成功しようが失敗しようが自ら命を絶ちます。
あなたが最初に会った俺…jdmpはあなたを殺すことが仕事でした。」
完璧に、言葉を失った。鍵谷静寂は俺を殺すためだけに生きそして死んだのだ。
「俺の遵守することは、織地深夜。あなたを守ることです。」
まったく同じ顔で、静寂はまったく逆のことを言った。
「あなたがファナティックだと言うのなら、俺はあなたを守ることが使命です。」
鍵谷静寂は、俺に深々と頭を下げた。
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