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………なんてかっこつけたはいいものの、
「どこにいんだよ…」
あたれそうな友達は親があたっただろうし、女子どもが行きそうな場所もわからない。
人を探す魔法とかがあればいいが、俺はそんなもの知らない。
「ああもうイライラするっ…!」
「カルシウム不足じゃないの?」
後ろから突然に声がかかり、宙に浮いた。
「驚きすぎ。」
振り返ると、静寂が立っていた。こんな時でさえ爽やかな容姿に少しイラッとした。
「てめえはどこから沸いてくるんだよ!」
「テレポートはできないけど。クランカーの力で羽虫から変わっただけ。」
羽虫に何の抵抗もなくなるこいつは大丈夫だろうか。
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