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この学校からは逃げられない。 しかし、私はまだ生きられる。狂った野郎はまだ私を殺すつもりはないのだから。 ならば、この鬼ごっこの終わりは二つある。 狂った野郎が私を殺すか、私の約束が守られるか。 遠い昔になってしまったあの日、馬鹿が私をアヒルに変えた日に。 「絶対…守りなさいよ……深夜…」 約束は簡単だった。いくらでもマンガやアニメで見る、ありふれた言葉。 『オレが絶対、じょーさかを守るから!』 忘れてたらはげるまで呪ってやる。人をさんざん支えておいて、忘れてたなんて簡単な言葉で終わらせたら承知しない。 その手に大切な思い出を持ち、強く拳を握った。 .
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