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「は…なんだよ…あんた…なんなんだよ…」
「彼はファナティックです。」
静寂が答えると、そいつは驚くのでもなく小さく笑った。
「おとぎ話を信じてはないよ。」
どうやら俺の存在は桃太郎と同じレベルらしい。静寂は俺を見た。
「縛るロープなどを出して。」
静寂の言うことに従い、何もない場所からロープを出した。
これは、昔遊びに使う時にやったことがあった。
「な……にその魔法!?」
そいつは予想以上に食いついてきた。
「何それ!? なんで何もない場所から出すの!? 何のっ…」
「うるせえ」
俺のテンションはそこまで高くなかった。
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