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「まさか……本当に、ファナティック?」 静寂にロープを渡してうなずいた。 「なんだよ……そんなの卑怯だろ……」 「抵抗する気はないようですね」 静寂はロープを投げ捨てた。人に出させておいてそれはひどいと思うんだが。 「そりゃないよファナティックなんて! だったらこんな危ない仕事引き受けなきゃよかったー! あー死ななくてよかった!」 大声で不吉なことをわめかないでほしい。殺してたまるかってのな。 「それでは、俺はこいつを上へ報告してくるから、今日は早く帰ってさっさと寝てよ。」 上がどこか聞く前に、静寂はそいつの首を掴んで半ば引きずるように連れて行った。 「あ、ちょっと待て。」 上だとか報告だとか気になるがその前に .
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