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俺のせいで誰かが死ぬなんて、もう二度と嫌だった。 だから離れてほしい。そういう願いを込めてそう言った。 それに対する嬢坂の答えは、 全力の拳だった。 うまいこと体重を乗せた一撃を頬にくらい、俺は後ろへ派手に転んだ。頭痛かった。 「った!! てめえなにっ…!」 「この底なしの大馬鹿っ!!!!」 部屋を壊しそうなほどの嬢坂の声に、俺は完全に負けた。 .
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