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無事に教室まで逃げ切った俺は、まったりとしていた。
しかし、頭の中ではぐるぐると考え事をしていた。
昨日の敵…名前わかんねえから仮にマクベスでいいや。
マクベスは俺がファナティックだと知ってる奴から依頼を受けて嬢坂を狙った。
それって大丈夫か? 俺って危険因子なのにバレバレって危なくないか?
俺が考えている時、何かがこめかみに激突した。
「っ!! なに!?」
また新手の敵かと頭に当たった物を確認すると、
シャーペンだった。
「………は…?」
「当たるとか芸がないな。見ずにキャッチするくらいはやれよ。」
投げた相手を見て、あからさまなため息をついた。
「シャーペンは投げんなよ虎鉄。」
虎鉄と準が、俺を見て笑っていた。
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