6/18
前へ
/105ページ
次へ
「それは間違いなく身内に裏切り者がいるね。」 それはそうだろう。俺も漫画だったらそう思うだろう。 だけどこれは“現実”だ。 実は私は敵でした。なんて、軽い言葉で終わりはしない。 「何? 最近は漫画のことで難しい顔してたの?」 「……はっ?」 準の言葉で、やっと思案から起き上がった。 「最近の深夜は難しい顔か眠そうな顔しかしてなかったからさ。」 そうだろうか。そんなつもりは… 「お前、最近はあの転校生とよく一緒にいるだろ。」 …あった。 .
/105ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加