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「それは間違いなく身内に裏切り者がいるね。」
それはそうだろう。俺も漫画だったらそう思うだろう。
だけどこれは“現実”だ。
実は私は敵でした。なんて、軽い言葉で終わりはしない。
「何? 最近は漫画のことで難しい顔してたの?」
「……はっ?」
準の言葉で、やっと思案から起き上がった。
「最近の深夜は難しい顔か眠そうな顔しかしてなかったからさ。」
そうだろうか。そんなつもりは…
「お前、最近はあの転校生とよく一緒にいるだろ。」
…あった。
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