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出会い
いつものように昼寝をする銀時に桂が語りかける。
桂「銀時、また昼寝か。そう昼寝ばかりしてると体がなまるぞ。」
銀時「うっせぇヅラ。昼寝することによって脳が休まり心が落ち着くんだよ。いわば昼寝は精神修行みてえなもんだ。」
桂「ヅラじゃない、桂だ。おまえは相変わらず変な理屈をこねてサボりたがる。だいたい飯の後に昼寝などすると牛になるぞ。ていう牛になってしまえ。」
銀時「てめぇ、そんな迷信信じてんのかっ?だいたい毎日飯喰った後昼寝してんだ。もうとっくになってらぁ。ていうか、てめぇが牛になれ」
桂「では今日からおまえを牛時と呼ぼう。おまえは牛時だ。なあ牛時、今日新しく同士に加わりたいという人物が来るらしいぞ。」
銀時「何、勝手に牛にしてんだ!ムカつくから止めてくんねぇ、マジムカつくから」
桂「その人物がな、男じゃなくて女らしいのだ。女が剣を持って戦おうなぞ、嫌な時代になったもんだな、牛時」
銀時「てめぇ、人の話聞いてねぇだろう!」
桂「どうしたものかな牛時…」
銀時、立ち上がりその場を去ろうする
桂「おい、牛時…」
銀時、止まって振り返る。
銀時「知らねぇよ。男だろうが女だろうがてめぇの守りたいもの守るためなら何でもすんだろう」
銀時、その場を去る。
桂「ふっ。銀時、おまえらしいな」
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