愛し

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誰かを愛せた その気持でいつも居れたら 誰かを傷つける言葉なんて存在しなかったのかな? 愛しているから優しくなれる 愛しているから厳しくなれる だから愛を忘れなければただ傷つけるだけの言葉なんて、 生まれなかったかもしれない でも人はさ いろんな事には満ちていろんな事に枯れる 枯れた心はいつも誰かを突き放して 寂しくなってまた求めて その連鎖の繰り返し 愛していた人の、傷付けて来た人の顔にモザイクをかけてまた愛せる人を探すんだ 「愛される。そのためだけに人は優しくなるの」 って恥ずかしがる事もなく君は言って居たね? そぅなのかも知れない 人はそう言うものだ 見返りがなきゃ 僕は優しくなんてなれない 「愛してるからだよ!好きだからだよ!何で分かってくれないの...?」 前に喧嘩した時に君はそぅ言ってくれたよね? 君の声は泣きながら僕に必死に想いを伝えてくれた ありがとう でも僕は心がいつか嘘をつくのを知っているんだ その愛しているが嘘になることを いつか君の気持ちが移ろい変わってしまうことを 知っていたんだ だから君の全てを信じる事が出来なかった でも君と過ごしていくうちに 「もっと自分を好きなりなよ」 って言いたくなるくらい人に優しい君 「もっと自分を優先していいんだよ?」 そう言いたくなるほど尽くしてくれる君 僕はダメなの 君のようになれない 僕の心は自分で一杯なんだ こんなに自分勝手な僕なのに何で君は愛しいと思えるの? 君は僕が嘘をつくたび怒りもしないでただ泣いていた 僕が身勝手な事をするたびただ泣いていた 神様は全てこうなる事を知ってたんだ だから君の瞳を大きく造ったのかも
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