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その次の日…
3両のM13が砂漠の中でたたずんでいる。車体正面の装甲板がまるで色違いのパズルのピースのようになっている。
あの後、整備小隊長が装甲板を取り替えてくれたのだ。
そのため、砂塵や硝煙にいぶされ退色した他の装甲板と比べ、真新しい装甲板が浮いて見えてしまう。
「有難いことだ…。」
戦車小隊長は感謝しながら戦車に乗り込む。
「エンジン始動!
歩兵隊にも連絡しろ!
今度こそは砲兵陣地を潰すぞ!」
3両のM13戦車は縦隊列で同じルートをたどって英軍砲兵陣地に近づく。
今度も気づかれているだろう…
「対戦車銃はまだいいが、
25ポンド砲はやばいな…
榴弾でも直撃を喰らえばただではすまんな…」
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