イワシ缶の意地

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  すぐに操縦手が意識を取り戻し、機関始動をしようとする。しかしかからない。 「砲手、すぐに撃てるか?」 少尉は砲手に聞く。 「はい、 すでに榴弾は装填済みです!」 装填手が申告する。 「よし、撃てぇ!!」 … … … 「はぁ!?」 「不発か!」 一気に嫌な汗が流れる。すぐに25ポンド砲弾が撃ち込まれ、この戦車は撃破されるだろう… (くっ、これまでか…) 少尉は覚悟を決めたその時… 聞き覚えがある音が聞こえて来た。
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