イワシ缶の意地

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  突如、25ポンド砲を操作していた英軍砲兵が倒れる。 「なっ、なんだ!?」 「マカロニどもが側面から…うわっ!」 伊軍歩兵の奇襲が始まったのだ。 「奇襲は成功だ! 行くぞ、突撃ぃ!!」 歩兵部隊隊長が拳銃を振り上げ、真っ先に英軍砲兵陣地に突撃する。部下達も銃剣を付けた小銃で後に続く。 「うらぁぁ!」 「でやあぁ!!」 各々の歩兵が雄叫びを上げながら英軍砲兵陣地に雪崩れ込む。 その後は凄惨な白兵戦となった… その様子を戦車の中で見ていた少尉が無線を入れる。 《こちら小隊長車、各小隊車! 歩兵達が砲兵陣地に突入した。 射撃止め、味方を撃つな!》 《了解!発砲待てっ!》 《待て、撃つなぁー!》 部下の戦車も慌てて発砲を止めた。
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