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それを見つけたのは、
一人の搭乗員であった…
「ん…なんだ…?」
僅かに光の反射が見えた…
「見えた!
プロペラが太陽を反射しているんだ!」
敵の編隊を見つけた搭乗員は機体を左右に揺らし、無線を入れる。
《中隊長!
敵の編隊を発見、正面下方!》
《マーク、よくやった!
敵はまだ気付いてない、行くぞ!》
6機のハリケーン戦闘機が太陽を背にするように、降下する。
降下で全速以上の速度を出しながら、敵の編隊に一気に距離を詰める。
今回は2機編成の臨時小隊で挑む。
本来なら4機編成なのだが、中隊を2つに分けたために数が中途半端になってしまった。
そのため独空軍の編成と同じになってしまった…
距離が近づきながらブラウン中隊長は疑問を抱いた。
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