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街外れから街へとまっすぐ下る坂。
そこを降りてゆけば街の中心の噴水広場にでる。
石畳の道に円の形でずらりと並ぶ建物
ざっと見るとそこには雑貨屋から食べ物屋、民家などがある。
そこを歩く一組の男女がいた。
『なー 海ー??
どこ行くの?』
『いいからいいから!!』
ニコニコしながら空の手をひく海。
ドライブの後、空は海に連れられて街に来ていた。
『いや、ホントどこ行くんだ??』
『いいからいいから!!』
さっきからこんな事ばっかである。
あの噴水広場から海側に抜ける道を歩く
両側に並ぶ建物の中に一つにたちどまった。
『ここって....』
空は上のほうにある看板を見て言う
『エア専門店!!』
『へー....』
相変わらず明るい笑顔のままの海、
『さっ!早く入ろ!』
『え?あっちょっと...』
カランカラン...
ドアにかかっている鐘がなる。
中は結構広くて,何人か人がいた。
右の棚にはエアがずらりと並んで展示されていて中央には備品が、左側にはサスペンションやアポワシートなどがあった
ここでエアの構造を言うと、
見た目はふつうの靴だが靴底にはサスペンションや衝撃吸収機構などが備え付けられている。
靴の裏には『アポワ・ラッテ』という小型の生物を溶かして板状に伸ばし張ってある。
アポワ・ラッテはパーティカルをはじく特性があるのでそれを利用して空を飛ぶのである。
他にもパーティカルを飛ばす機構などがあるが、それはまたでてくるだろう。
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