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「マムシの言っていたとおりじゃの!がははは!」
と言う大声で僕は目を覚ました。どうやら今回は着いた途端、疲れて眠ってしまったらしい。心なしか空気が異常に美味い。「ここは?」と僕が聞きながら声をした方を振り向くと、そこには派手な着物を着た信長さんがいた。
「信長さん!生きていたのですか?」
と僕が聞くと、
「初めて、会ったのにいきなりな奴じゃの。いかにもワシが信長じゃ、ここは熱田神社。」
と信長さんは答えた。
そう言えば、前に会った時より信長さんは見た目が若かった。
僕は何が何だかわからなくなってしまい。しばらく黙り込んだ。
「まぁ、まだ何もわからんじゃろう!我が館に招待するゆえ、ついて参れ!」
僕は結局、自分の理解の範疇を超えた事態が起きてるのだと気付き、とりあえずついて行くしかないと思った。
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