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うと思っていた、本人。いかにも、待ち合わせって感じでそこに立っていた。
「え、え!?なんで!?」
「なんでって、今日の約束すんの忘れたし」
焦って走り寄った俺の頭を撫でた井上の手が冷たい。
「今、来たんじゃない、よね」
「‥いや、今来た」
「ウソ。手がこんなに冷たくなってる。こんな所に立ってないでインターホン押せばいいだろ!?」
「出来ないだろ?急にセンセイ来たらオカシイだろうが」
「う‥でも、もし、俺出て来なかったら‥」
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