私が生きていられる理由。ワケ

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猫撫で声が嫌い。   四六時中ベタベタする人が嫌い。   感情をすべて表にだす人が嫌い。   自己中嫌い。   私を丸めこんで自分の側に引きこむ人嫌い。   男子が嫌い。   違う…むしろ、怖いんだ。恐ろしいんだ。   近付けないんだ。   触れないんだ。   一人の男子に慣れるのに何年もかかるんだ。   自分からはもう、目も合わせられないし、話しかけられないんだ。   バカだから。   私の友達が私と同じ人を好きだったら、私は諦める。   引け目を感じて、私の頭の中の消しゴムが修正をかけるんだ。   私が好きだった?と言う感情を消しさるの。   綺麗さっぱり。   嗚呼。   だからこそ、恋がわからない。   本当に私は人を好きでいたのだろうか…とね。   そんなあやふやな感じで好きになられても相手も嫌だろうから私は…   人に自分から何もしない。   否、…できないんだ。   怖くて、傷つくのが怖くて。   殻にこもるしか術をしらない。   知る…のは怖い。   怖いのは嫌だ。   嫌なら…   感情をなくせばいい。         消しゴムの誕生。    
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