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-アメリカにて-
ある日、男は鏡をみて呟いた。
男「俺も随分と老けたな…。」
その男は過去に大量虐殺を行った凶悪犯である。
今、彼はまさに時効を迎えようとしていた。
今まで数多くの警官が彼を捕まえようと試みてきたが、彼は見事に逃げ切ってきたのだ。
そのために殺された警官もまた多くいる。
男「あと30分…あと少しで今日が終わる。今日さえ過ぎてしまえば俺は……」
…ここで男はあることに気付いた。
鏡の中の自分が寝ている。
確かに今、自分は鏡を見つめているはずなのに
鏡の中ではテーブルに伏している。
すると後ろで声がした。
「危ねぇ危ねぇ…
あと少し遅かったら俺が殺人犯だったぜ。」
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