第二章

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「桜、もうアイツ追いかけんのやめろよ。 なんでアイツにこだわるんだよ?」 「それは…。約束したの! 小さい頃の話だけどね。」 そう言い笑ってみせたけど瑠衣の表情は曇ったまま 瑠衣にこんな顔させちゃってごめんね… 瑠衣は私を心配してくれてるって分かってるけど でも、やっぱり旬との約束を破る事なんて出来ないよ… その時、ちょうど鳴ったチャイムで瑞樹と瑠衣は自分の席へ戻って行った 先生が入って来て朝のHRが始まったけど話を聞く気になれず私は窓に視線を向けた _
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