第三章

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「ねぇ!!旬ってば! 歩くの速いよ」 二人で学校を出たのはいいんだけど…… どんどん先を歩いていっちゃう旬に私はクタクタ そりゃ、足の長い旬からしたら普通なのかもしれないけど 私からしたら凄い速い 頑張って歩いてるのに距離が空いてしまうくらいだ 「うぜぇ… お前が勝手に付いてきてんだろうが。」 ポケットに手を入れてどんどん歩いて行ってしまう旬をどうしたらいいか考えるけど 普段、テストの成績が悪い私がいい案を思いつくはずもなく 旬は進んでいく _
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