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圭一「…ん。ふぁーあ。朝か…なんだか早く目が覚めちまったな。」
諸々の事情で東京から雛見沢に引越してきてから今日で三日目になる。昨日は転入先の雛見沢分校に行き、先生やこれからのクラスメイトに挨拶をしたり、学校内を案内してもらったりでクタクタになってすぐに寝たのだ。
圭一「おはよう」
母「あら、今日は早いわね。感心感心、いつもこうだったら良いのに。」
母の厭味に少し乱暴に椅子に座った。
圭一「腹減った。」
母「はいはい。」
朝食を終え、登校の準備をした。
圭一「じゃあ、行ってくるわ。」
母「気をつけてね。」
玄関を開けると初夏の心地良い風が体を包む。
しばらく歩くと前方に人影が見えた。その人影はこちらに気付くと大きく手を振った。
少女「おーい。圭一くーん。」
手を振っていたのは竜宮レナという同い年の少女でかぁいいものに目がない少し変わった子である。
圭一「あれっ。確か竜宮…だっけ?」
レナ「おはよう、圭一君。うん、方面一緒だからこれからは一緒に学校行こうかなって思って、ここで待ってたんだ。」
圭一「そうだったんだ、わざわざ悪いな。」
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