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ハ「それじゃリン?
君達の枕を持ってきて
くれないか
あ、ついでにベッドメイクも
頼むよ(微笑」
リ「イエス マスター」
マ「リン (微笑
“ダディ”よ」
リ「ダディ ?」
ハ「うん
そう呼んでくれると
嬉しいなぁ(微笑」
リ「ハイ ダディ♪」
リンが部屋から出ると同時
に2人はハルに詰め寄り
口々に問い掛ける
ト「ダッド
もうリン治ったんじゃ?」
マ「ね ハル
あれって初期プログラム
じゃない?」
ハ「おいおい(苦笑
一度に両方は
答えられないよ」
ハルは考えながら
ゆっくりと答え始める
ハ「そうだな まず…
トールの質問の答えだけど
直っていないと思う」
ト「やっぱり? (;_;)」
ハ「後で僕がリンと話すから
見ていたら解るよ
で… マリィの方だが
僕は違うと思う」
マ「でも…」
ハ「たぶんあれは
リンの作り出した
カムフラージュの表層プログラム
だろう」
マ「何のための?」
ハ「《自己防衛》だよ
一種の擬態だな」
マ「ペットプログラムの?」
ハ「そう
生き物の場合は《本能》
だけど幼体がする事と
まったく同じだろ?
それで成体の保護欲を
刺激する訳だ」
マ「リンは…
外部の攻撃から
自分の身を守ろうと
してるのね」
ハ「うん」
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