【ロボット三原則】

8/12
前へ
/119ページ
次へ
ハ「それじゃリン?  君達の枕を持ってきて  くれないか  あ、ついでにベッドメイクも  頼むよ(微笑」 リ「イエス マスター」 マ「リン (微笑  “ダディ”よ」 リ「ダディ ?」 ハ「うん  そう呼んでくれると  嬉しいなぁ(微笑」 リ「ハイ ダディ♪」 リンが部屋から出ると同時 に2人はハルに詰め寄り 口々に問い掛ける ト「ダッド  もうリン治ったんじゃ?」 マ「ね ハル  あれって初期プログラム  じゃない?」 ハ「おいおい(苦笑  一度に両方は  答えられないよ」 ハルは考えながら ゆっくりと答え始める ハ「そうだな まず…  トールの質問の答えだけど  直っていないと思う」 ト「やっぱり? (;_;)」 ハ「後で僕がリンと話すから  見ていたら解るよ  で… マリィの方だが  僕は違うと思う」 マ「でも…」 ハ「たぶんあれは  リンの作り出した  カムフラージュの表層プログラム  だろう」 マ「何のための?」 ハ「《自己防衛》だよ  一種の擬態だな」 マ「ペットプログラムの?」 ハ「そう  生き物の場合は《本能》  だけど幼体がする事と  まったく同じだろ?  それで成体の保護欲を  刺激する訳だ」 マ「リンは…  外部の攻撃から  自分の身を守ろうと  してるのね」 ハ「うん」
/119ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加