【ロボット三原則】

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最後に苦々しい表情で ハルが付け加える ハ「本当なら  今朝のうちにトールとリンに  話しておくつもりが  予定が変ってしまった」 ト「僕等に?」 マ「ごめんなさい…」 ハ「マリィ 悪いけど  今はとにかくリン達を優先  させてくれないか?」 マ「ええ 解ってるわ」 ハ「すまない  君との事はリンの事が  片付いてからゆっくり  話そうと思ってる  トール 君には…  ケン達と再会する前に  ある程度の説明を  しておくつもりだった  んだが」 ト「うん  だいたい解ったと思う」 ハ「いや まだ  肝心な話が済んでない」 ト「肝心な話って?」 ハ「リンの事だよ」 ト「リンがバイオロイドになる  とかって話?」 ハ「まあ そうだ」 ト「でも…  あれはリンと一緒に  聞くんでしょ?」 ハ「そのつもりだったけど  リンに問題が起きちゃった  から先にそちらを何とか  したいんだ」 ト「うん いいよ  待つよ僕」 ハ「ありがとう(微笑  じゃ 例え疑問があった  としても…  まずリンとの話を最後まで  聞いてから質問してくれ  るかい?」 ト「うん解った」 ハ「助かるよ  それじゃ皆でリンの処へ  行こうか」 三人はリビングを出ると 寝室に向かい歩きだす
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