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ト「リ… ン…?」
皺一つ無く
綺麗に整えられたベッド脇
にリンは立っていた
が…
やはり様子がおかしい
存在感が稀薄というより
まるで置物のようで
ハ「リン
待たせてごめんよ
綺麗に出来たね
ありがとう(微笑」
リ「ハイ♪ ダディ(^-^)」
ハ「少しベッドが狭いか?
2台寄せて皆で
眠れるようにしよう」
マ「じゃあ 私
何か、つまむものを
持ってくるわ(笑」
マリィがキッチンに向かい
三人はベッドを寄せる
そして
用意が全て整った処で
ハルがリンと話し始めた
ハ「リン、もういいよ(微笑
今ここに居るのは
僕等だけだから
出ておいで」
リ「マスター?」
不思議そうに
ハルを見上げるリンの背後
でトール達は息を殺して
見守っている
ハ「出てきなさい リン」
リ「……」
何時間にも感じられる
十数秒の沈黙の後
リンの瞳が鮮やかな菫色に
変貌してゆく
ハ「おかえり(微笑」
リ「ごめん… ダッド」
マ「リ…!!」
ト「…(;_;)」
思わず
声を上げそうになり
ハルの無言の威圧に
黙り込む2人
リ「2人にも
心配かけちゃったね
ごめん(苦笑」
ハ「リン 今は周囲を
気遣わなくてもいい
それより君の方が先だ」
リ「んでも… ダッド」
ハ「いいから(微笑
それでデータの解析は?」
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