【不安定なリン】

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ハ「じゃあ  今度は2人の番かな」 ハルとリンが同時に 2人に向き直る リ「ごめんなさい」 マ「私の方こそ  配慮が足りなくて  ごめんなさい」 ト「リン… (;_;)」 ハ「次はトールだな」 ト「僕…  もう いい」 ハ「トール?  言いたい事があるなら  今のうちに言いなさい  何でも待ってるだけでは  解決しないんだよ」 ト「でも僕…  もうこれ以上リンが  傷つくの嫌だ(ノ_・、)」 ハ「大丈夫だよ(微笑  僕等の気持ちは  リンにも解った筈だから  それに…」 ハルはトールとリンに 説明しはじめる リンが収集し蓄積し 整理されたデータを基に 新プログラムが構築される 予定である事 その準備として 成長状況を確認し 誤りを修正する為に 一度はラボに戻ることが 最初から決まっていた事 今のリンは知識と経験は 相当数を積んだものの 未だ実社会との誤差を 微調整しなければならない という事 一気に話し終えたハルは 最後にためらいながら… ハ「そして最後にリンは…  このまま外で環境対応を  学ぶ1体と  ラボでの研究対象になる  為のもう1体  つまり実際に稼働する  2体に分けられる予定   なんだ」 ト「え!? 分けるって…  壊しちゃうの!?」 マ「そうじゃ無いわ  リンが二人作られるの  双子みたいなものよ」 ト「酷い… (p_<。)」 リ「平気だよ トール(笑」
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