窘めて

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窘めて

次こそは 明日こそは 今日こそは それは現在ではない 近い未来に向けた宣誓文 何時になるか分からぬ次 今日ではない明日 現在ではない今日 未来への展望は 限りなく薄く暗く横たわる 現在は何処 現在は此処 無為に無常に 流れる時間に足が竦み 苦い過去を振り返っては 後悔ばかり 先を見据えることなど できやしない 現在を流れるこの刻は その両手から 溢れ零れ落ちるのみ いつか身を滅ぼすと いつか痛い目を見ると 漠然と不安を胸に 或いは 身を滅ぼしたいのかもしれない 痛い目を見たいのかもしれない そうすれば 目を覚ますのかもしれない 何か変わるのかもしれない 甘ったれの漠然とした 不安と期待 だれか だれか止めてくれ そして 窘めてくれ 頼むよ
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