序幕

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はぁ・・・・。 「純~。もう準備したぁ?」 「うん、出来たよぅ」 今日僕は引っ越します。田舎に住んでいた僕は隣町に行くんです。 すたたたたっ 階段をおりて車に乗り込みます。 後ろに流れていく旧我が家を見ながら僕は誰にも分からないように手を振りました。 『ありがとう』 小さく呟いて 『いい出会いがありますように』 と祈りました。 神様はいるんですよ。 だって願い事は叶って帰って来ますもん。 まだ誰も知りませんがね。
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