第四幕 初デート

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あれから、一ヶ月たちました。 僕たちはいきなり段階を飛ばしてしまったせいか、緊張してしまって必要なことしか話さなくなりました・・・。 このままでは、まずいです。 なので今日は学校が夏休み前で午前中授業なのを利用してお出かけする約束をしたいと思います ー放課後ー 「・・・狼祈くん!」 久しぶりによんだ名前は少しぎこちなく彼の耳に届きました。 こんなにクラスがどよめいていてもちゃんと気付いてくれました・・・。 「純、どうした」 「あ、の・・・今から暇ですか・・・?」 「ああ、暇だけど・・・」 「僕と一緒にお出かけしてくれませんか・・・?」 狼祈くんは少し驚いて、でもすぐに微笑んで 「ああ。」 と言いました。
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