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「これで、よし、と。」
ジーパンに茶色と白の重ね着するタイプのノースリーブの上にうすいピンクに茶色のボーダーの半袖のジャケットを羽織った僕は、軽やかな足どりで狼祈くんを呼びにいきました。
ブーー
ガチャ
『はい。』
「あ、狼祈くんいらっしゃいますか?」
『お友達の純様ですね、お坊ちゃまに部屋に通すよう言われております。今、鍵を開けますね。』
カチャ
「いらっしゃいませ、純様。お坊ちゃまがお待ちです。こちらへどうぞ。」
ドアを開けたいかにも執事っぽい老人は、柔らかい笑顔のままひとしきり話し終えると奥の部屋へ案内してくれました。
ーコンコンコン
「狼祈様、純様がお見えです。」
ガチャ
「ありがとう、じぃ。」
「では、ごゆっくり。」
そういって老人は立ち去っていった。
「狼祈くん、あのひと執事さん?」
「ああ、そうだ。まぁはいれよ。」
はじめて狼祈くんの部屋に入りました。
片付いていて広いモノクロチックな部屋でした。
狼祈くんは襟に黒い十字架の刺繍が入ったワイシャツに半袖の黒い袖にベルトがついたジャケットに黒のこれまたベルトやら紐やらが沢山着いているいわゆるゴシックパンクスタイルの服装をしています。
いつもかっこいいけど、髪もワックスで固めていて大人っぽいかんじになっています・・・。
「どうした?俺の顔になにかついているか?」
「あ、いや、別に・・・」
「・・・そうか。」
あまりのかっこよさに見とれてましたーッッ(*`ロ´*ノ
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