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イチ「……呼音。隣だね?」
呼音の右隣には壱の姿。
イチ「呼音の隣、嬉しい。」
カアァァァ~と、赤くなる顔を見られたくない!と思い、咄嗟に左に顔を向ける。
カザネ「……………。」
左隣には、無表情で前を見つめる風音の姿。
呼音は、もう前を向くしかなかった。
まさか…。壱と風音に挟まれるなんて。
自分の不運さを呪う。
トヤマ「おしっ。じゃ、次は委員会だな…っと。その前に、生徒会役員に出馬する奴、推薦する奴はいるか~?」
外山が喋り終わると同時に、女子が声を張り上げる。
「壱クンを推薦しますっ!」
「風音クンよっ!」
「2人共推薦しますっ!」
女子の全員一致(呼音は黙っていたが)の推薦に、外山も頷いた。
トヤマ「そうだなぁ…。先生も、天宮と安藤なら任せても大丈夫だと思う。
……2人共、いいか?」
外山の質問に、壱も風音も頷いた。
イチ「……出馬しても役員になれるとは限らないけど、頑張ります。」
カザネ「壱がいいなら俺もいいぜ!」
この2人なら当選確実だろう…と、呼音は思った。
イチ「外山先生、俺も庄司さんを立候補します。」
『…………はあぁぁ!?』
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