877人が本棚に入れています
本棚に追加
/84ページ
『代行…遅いですね…。』なんとも言えない雰囲気が漂って…私が頑張って話した唯一の一言。
笑顔も緊張して引きつっているのがわかる。きっと落ち着きなかっただろう…………。
そんな時…
『外に出るか…。』
そう言って、立ち上がり店の外に向かって…。
私は後ろからちょこちょこ着いて行く。
この人のペースはなんとも言えない…。
外はとても清々しく、普段の忙しさを忘れさせてくれる…そんな風が漂っていて……上野支店長に目を向けると…
そんな風と共に、フッと居なくなるんではないかと思わされた。
私は何故か、急に不安になり…手を掴んだ。
上野支店長は気持ちを察したのか、私の頭をぽんぽんと叩き
『ここに居るから…心配するな…』
少ししてから代行が来て、それぞれ帰路に着いた。
最初のコメントを投稿しよう!