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「あの、もうよろしいでしょうか?これから出かけるのですが」
志保が二階に上がってきて山部たちを見ながら迷惑そうに言った。
「あぁ、すいませんもう少しなので」
木村が答える。
「う~んこの部屋、窓が東側にあったんですね~なるほど~ならばここは相当日当たりが良かったんですね~隣の家まで少し距離がありますしね~」
山部が急に探偵のまねをするように言った。
「はぁ、それがなにか」
志保は山部を変なものを見るように見る。
「なるほど~だんなさんはあまり片付けや整理整頓できない人だったんですね~」
山部は窓の内側のサッシに燃えなかったスナック菓子の袋やペットボトルなどを指さす。
「はぁ、主人はこの部屋に私が入ることを嫌いましたから」
「う~ん、なるほど~あなたが掃除しなかったわけじゃ無いいんですね?」
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