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「ありがとうございました」
家の外で木村が深々と頭を下げるが志保は先ほどの山部の態度に気を悪くしたらしくほとんど無視して呼んであったタクシーに乗り込みどこかへ行ってしまった。
「山部警部何かわかりましたか?」
木村が聞くと
「ぜん~ぜん!」
両手を拡げてお手上げ状態どということをアピールした。
「先ほどの彼女への質問はなんだったんですか?」
「あぁ、あれはただ散らかった部屋だったから彼女が掃除してないとおもってさぁ~僕は人妻好きでも料理と掃除できない女は嫌いだからさぁ~彼女がどっちか知りたかっただけ~~~~」
山部が言った。
「はぁ・・・ここに来たのは無駄だったのかもしれませんね」
木村がそう言うと
「無駄じゃないよ!」
「え、どうしたのですか?」
木村が驚きながら聞く。
「あれ!!あれ!!」
山部が興奮しながら言う。
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