桜n

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生温い風は大衆の 頭の中ばかりを春にする 咲き乱れる華が大人達を 目覚めに誘う 呑んだくれ溢れる人波 理不尽を喚き散らす道化 愛おしい季節の訪れ ほら天使がまた何処かで 誰かの右手と誰かの左手を 薄ら笑いで繋いでいる かおる 淡い桜色ひとひら 気の触れた人 凍てつく春がまた廻る
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