ユメミタミライ

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アスファルトが喧しく喋る 交差点 信号を待つ 行き交う雑踏を避ける体 足元がフラつく 魚の目をした群れの中を泳ぎ切ると見えたモノ 紛れもなく そこに在る ただの現実 今確かに夢が消えた 音も立てず 面影も無く 子供のボク 手を振り泣いて 背を向けて離れていった そのとき確かに夢が消えた
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