第一章   始まり

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「行ってきます!」 バタバタと足音を立てながら 僕、水谷紅矢は(みずたに こうや)は階段を降りていた 「ちょっと待って!忘れ物!」 バッとリビングから飛び出してきたのは 今年23歳になる姉 古池綾香(こいけ あやか)である ちなみに人妻です(笑) 「なに!?僕、急がなきゃ遅刻なんだけど!」 「ほほぅ…これは大切な物じゃないのかね?」 ニヤリと笑った姉が差し出してきた物は お弁当だった 危ないところだった これがないと僕は飢え死にするところだ
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