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「行ってきます!」
バタバタと足音を立てながら
僕、水谷紅矢は(みずたに こうや)は階段を降りていた
「ちょっと待って!忘れ物!」
バッとリビングから飛び出してきたのは
今年23歳になる姉 古池綾香(こいけ あやか)である ちなみに人妻です(笑)
「なに!?僕、急がなきゃ遅刻なんだけど!」
「ほほぅ…これは大切な物じゃないのかね?」
ニヤリと笑った姉が差し出してきた物は
お弁当だった
危ないところだった
これがないと僕は飢え死にするところだ
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