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白銀の閃光がワーカーの群れに穴を穿つ。
突然の出来事に、ヘリオンも救けられたセリアスも頭が追い付いてこない。
そして白銀(ソレ)は、変形をすると人型を取った。
「な！ あれは、まさか守護機士なのか？」
源治はその姿に驚く。
現状、飛行形態から人型に変形するのは、守護機士くらいしか存在しない。
守護機士……【Advanced Guardyan】と呼ばれる人型機動兵器で、ガーディアンシステムを提唱する日乃森家総帥シオンにより、この機体の開発が決定して以来研究されてきた物だ。
西暦１９９５年に月乃杜総社で開発が始まっており、西暦２０００年頃には既に稼働していたと云われている骨董品で、１号機フロンティア、２号機スティンガー、３号機イノセントまでが完成しており、フロンティアは量産もされていた。
２００２年の９月上旬に４号機である【星より来たる者『スターダスト』】も完成している。
爾来、３００年に渡ってこの世界を密かに守り続けてきた。
正に守護者(ガーディアン)と呼ぶに相応しい存在だ。
黒を基調とした鳥の様なフォルムの１号機、即ち最初の守護機士。
開拓者【フロンティア】
何処か蜂を思わせるフォルムと、白銀の機体カラーを持つ２号機、刺し穿つ者【スティンガー】
最も古いフロンティアですらも、この現代に於いて一線級の性能を誇っていた。
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