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そして、落合先輩と共に生徒会室に向かう。
「……まあ、1人なんて言われてないし……潮那ちゃんだし……いいよね……俺、悪くないよね……」
何か、落合先輩はずっとブツブツ言っている。
「なんだろうね……」
「諦がここまで落ちてるの、久々に見た……ざまあみろ」
「性格悪くない?」
「大丈夫、諦だけ。潮那はそういうの嫌い?」
「私のために性格変えるほうが嫌い」
「いい気味だ諦」
やっぱりけなしている間に、生徒会室についた。
「はい、ヒメー。連れてきたよー」
落合先輩が先に入り、私たちが続いた。
生徒会室と言ったところで、マンガのように綺麗で広い部屋があるわけじゃない。
教室の半分くらいの大きさの部屋に、文化祭や体育祭の資料が詰め込んである。
その一番奥の席に、1人の女性が座っていた。
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