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ハァ…………ハァ………
『こんなに全力で走ったの久々だな』
そんなことを思いながら、優介は、さっき窓から見た一人の女性を捜していた。
「いた………」
優介は彼女の姿を見つけた。
長い綺麗なストレートの髪、白い肌、スラリとした体型だが、背が低くどこか幼い雰囲気を漂わせている……
どれもが彼女を連想させるものだった……
しかし、後ろ姿であるため、顔が見れない…
『美咲のわけないのに……』
そう思っていても、もしかしたら……と期待してしまう。
優介は衝動を抑えることができず、気がついたら声を出していた。
「美咲?」
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