14人が本棚に入れています
本棚に追加
/94ページ
「美咲!」
もう一度名を呼ぶ。
やっぱり彼女は振り返らない。
『……当たり前だよな……あいつは、3年前に死んだんだから。何を期待してんだょ…俺は』
そう思い、引き返そうとした時――――――………
彼女が振り返った。
……時が止まったかのように二人は見つめ合う…………
優介は思わず息をのんだ。
「……えっ…?
………なんで……美咲………
生き…返ったの…か?」
優介の胸は、あの頃のように………高鳴っていた。
優介は思わず彼女の腕を掴み、自分へ引き寄せた。
最初のコメントを投稿しよう!