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この頃の私たちは、じっとしてるのが寒いということもあって、私の家の前にバイクを置いたまま、近くの小学校までふたりで歩いた。
小学校まで着くと、校舎の端のくぼみのある柱に寄りかかりながら陸くんが座り、その両足の間に私が入って陸くんが後ろから抱き締めて暖めてくれた。
そして陸くんが買ってきた1本の午後ティーを、ふたりで飲みながら話したり、キスもたくさんした。
私は、陸くんが18歳になる4月が待ち遠しかった。
いろんなところに一緒に行きたいな。
そう思うとワクワクした。
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