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――七草家
「へぇ~、要するに・・・
優花と琳は電車で居眠りをしていて、目が覚めたらここに居たと」
「そういう事です」
すると、粥は立ち上がって琳の肩を叩いた
「今からある人に相談しに行く
優花と琳も着いてきてくれよ」
「了解・・・
ある人って誰ですか?」
「着いてくれば分かるよ」
そう云って玄関を出た
――数分後
琳たちの前にはかなりの段数の階段があった
何百段あるのだろうか?数えるのも嫌になる
「お兄さん?
もしかしてコレを登るんですか?」
「そう、かなり辛いから」
そう云うと、粥は優花を抱えた
「ちょっお兄ちゃん!?」
「じゃあお先に行ってるぜ?」
もの凄いジャンプでポンポンと上に上がっていく
一人置いてきぼりにされた琳
「はぁ💧『無重力浮行』」
フワッと浮き上がった琳
早歩き程度のスピードで上っていく
(だりぃ~・・・
まぁ疲れないだけ増しだな)
どんどん階段の上が見えてきた
鳥居が見えた時点で上に何が在るのかを理解した
神社に着いた目の前には粥と優花と女性が一人
ん?ねこミミ?
ゆっくり近付いた
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