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「いっちー、私……妊娠しちゃったみたい……」
「……は?」
リビングで向かい合って晩ごはんを食べている最中、突然告げられた愛華からの一言。
わたくしこと、稲葉一紀(いなばかずき)は進めていた箸を止めていた
時間が止まったような気がした。
「だからぁ~、いっちーの子供ができたんだよ?」
嬉しそうに微笑みながらお腹を大事そうにさする愛華。
こいつはいきなり何を言い出すんだ?変な夢でも見たのか?
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