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夏の終わり
その言葉だけで、心なしか虚しくなってくるのは何故だろうか。個人的に夏が好きなのもあるが…世界を賑わす喧騒、情熱的な太陽が身を潜めてしまう要因が含まれていることを知っているからだ
毎日のように暑い暑いと言ってきたコトも、これからはそんな言葉も少しずつ言わなくなってくるのは、少し寂しいものがある
「いっちー♪おーはよっ♪」
「抱きつくな暑苦しい。どうやって入ったんだよ」
ふと目が覚めて、なんとなくそんなコトを思いながら寝返りをうつと、目の前にはいつも見慣れたクリクリな大きな瞳と、愛くるしい程小さな顔があった。
普通にしていればカワイイくせに、迫ってくるからたちが悪い
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