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私はネウロから離れると女性のバックを持ち、机にばら蒔いた。
羽音「や‥先生の推理が間違っていないならアルよね?
本当の犯行に使った毒容器とソレをふきとった布が‥」
片手に毒物と布が入った袋を持ちニッコリと笑う羽音。
ほら、もう後戻りは出来ないよ?
口パクで女性の近くで囁いた。
そして羽音はゆっくりと弥子に振り向く。
ネウロ「以上ですね先生!!
いつもながらね名推理‥。
代弁できた僕は幸せです!!
ね、羽音!!∨」
羽音「そうだね;」
弥子はボンヤリと私を見つめる。
そして、ネウロは弥子の顔を掴み嫌がらせを‥。
「‥‥‥‥」
《ドサッ!!》
女性は体制を崩しソファーに座り込んだ。
次の瞬間、何かが消えた。
この場所から何かが。
羽音「(謎を食べたんだね‥)」
様々なノアの能力を持つ私ですらよく分からなかった‥。
ネウロ「さぁ、行くぞ‥」
羽音「え、うん‥。」
ネウロの詳しい情報がまだ分からない。
だが、それで焦っては駄目だ。
焦って私がノアだとバレては駄目。
まだ、ノアを知られる訳にはいかないから‥。
お父さんを殺した犯人を捕まえるまでは絶対に‥!!
ネウロに手を引っ張られながら私はそう決意した。
ネウロ「待たせたなヤコ、羽音よ。
さあ、貴様の家の『謎』の番だ。」
羽音「‥‥‥」
期待してしまう。
沢山の化け物を見て血に染まった私でも恐怖してしまった者。
それと同じに期待もあった‥。
この魔人なら喰ってくれるんじゃないかと‥。
私の家で起きた謎を‥。
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