始まりは春とは限らない…春だけど

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恥ずかしくなり、お姉ちゃんの胸に顔をうめる すると、お姉ちゃんが耳に息を吹きかけた 「ひゃんっ」 びっくりして変な声が出てしまった 「ふふ…琉希ちゃんはここが弱いのかなぁ?」 そう言いながら耳を甘噛みしてくる 「…んっ……やぁ……」 「可愛いなあ…琉希ちゃんは」 こそばゆいような…なんだか不思議な感じになる 「…んぁ……ぃ…やぁ…」 「ん~?どうしたの?」 絶対わかってて言ってる… 「…ぃじ……わ……るぅひゃあぁっ」 「意地悪」と言おうとしたところに首筋に舌を這わされた 抵抗しようにも体に力が入らない 「はーい終わりっ」 「ハァ…ハァ…意地悪っ」 なんとか止めてもらった 時々こんなことしてくるのだからたまったもんじゃない でも…一人で寝られないからしかたない 「はいはい。じゃ、もう寝ましょ?」 「…うん」 再び胸に顔をうめる お姉ちゃんは僕が苦しくない程度に抱きしめてくれる 「お休み、琉希ちゃん」 「……おやすみ」 お姉ちゃんの体温を感じながら僕は意識を手放した
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