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照「じゃあ、なんでそんな、意地悪するんだよ。」
と、ふて腐れながら、俺が聞くと、
義「別に、意地悪してるつもりはないけど、てっこ君の、行動や言葉に、ツッコミを入れてるだけだよ。」
と、ジロウは、クスクス楽しそうに言ってくるから、ジロウの笑顔に弱い俺は、怒るに怒れない…。
わざとなら、怒れるのに………なんで、そんなに本当に楽しそうな顔すんだよ!!
これじゃあ、俺ばっかジロウの事、好きみたいじゃん!!!
あっ!良い事、ひらめいた!!
照「じゃあ、ジロウ。俺に好きって言ってよ。」
と、笑顔で言う俺は、卑怯なのかなぁ?
まっ、本当に聞きたいから、言ってるんだし、聞けたらって、考えると、自然に笑顔になるんだから、仕方ないよね。
そして、ジロウの反応も分かりやすい様に…―
義「な、な、何言ってんの!!?そんな恥ずかしい事、ここで言える訳ないだろ!!?馬鹿じゃないの!!?////」
と、これでもかって、言わんばかりに、顔を赤らめて、否定するジロウに、いつもなら、愛されてるのが分かって、ってか、そんなジロウが可愛くて、引き下がるんだけど…―
照「本当に好きなら、恥ずかしくないでしょう!?俺は、いつでも、ジロウに大好きって言えるよ!!」
と、今日の俺は、引き下がらない!!
たまには、俺が意地悪する側でもいいでしょう?
義「それは、てっこ君だから、出来るだけで、俺は出来ないんだよ!///」
と、顔を逸らしながら言うジロウに、俺は…―
照「ジロウは、俺みたいな好きじゃ…ないんだ…。俺…一緒だと思ってた…のに…。」
悲しそうに涙目でジロウを見て、言うと、ジロウは困った顔をする。
ジロウは、俺が、この顔をすると、弱いんだよね。
自分で言うのも、なんだけど、俺って、計算高いんだよ。
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